静岡県は歴史のある夏祭りが数多く開催されるおすすめスポット

静岡県は歴史のある夏祭りが数多く開催されるおすすめスポット

静岡県は「日本一」のものがとても多いことで知られています。お茶の生産量に加えて、ピアノの生産や湧水の量なども日本一です。花火大会や七夕まつりなど、夏の時期に行なわれるイベントの数に関しても国内トップクラスと言われています。では、静岡県で開催される夏祭りのうち、特におすすめしたい3つをご紹介しましょう。

■子どもから大人まで楽しむことができる「駿府清水寺の観音大祭」
静岡県内で最も早く開催される夏祭りとして知られているのが「駿府清水寺の観音大祭」です。毎年7月9日に執り行われるこの祭礼は、徳川家康公が観音像を奉納した際に行なった祈願祭が起源とされる、長い歴史と伝統を兼ね備えたお祭りです。観音大祭が行われるのは静岡市葵区の清水寺周辺です。このエリアに電車で向かう場合には、静鉄清水線の「音羽町駅」で下車すると良いでしょう。JR静岡駅で下車すると、清水寺までは徒歩で20分ほどかかります。9日は清水寺エリア一帯に交通規制がなされるため、渋滞ができやすい状況になります。また、音羽町駅周辺には自動車を停める場所があまり多くありません。そのためわたしは、新静岡駅近くのコインパーキングに車を置いて、そこから歩くことにしました。

観音大祭の目玉と言えるイベントは、午後6時から行なわれる「練り行列」と、それに続いて午後7時から行われる「打ち上げ花火」です。数百発の打ち上げ花火とスターマインが美しく夜空を彩る様は圧巻です。また、この日は本堂が御開帳されているため、中に入って参拝することが可能です。観音大祭が実施される7月9日は「四万八千功徳日」に当たり、この縁起が良い日にお寺で参拝をすると願い事がかなう、とされていますから、ぜひ本堂まで行ってお参りをしましょう。加えて、清水寺の敷地内にはたくさんの露店が並んでおり、子どもたちがそれらのお店で嬉しそうに買い物をする姿もあちこちで見られています。「これぞ夏祭り」という雰囲気が漂う素敵な祭礼です。

■無病息災を願う厳かな「清水巴川灯ろうまつり」
「清水巴川灯ろうまつり」は、250年以上の歴史を持ち、家内安全や無病息災を願って県内外から多くの人が集う夏の祭礼です。毎年七夕の時期に催されるこのお祭りでは、午後6時半になると巴川沿いにある5つの場所からおよそ4,000個の灯ろうが流されていきます。灯ろうの淡い光が川面を照らしだす姿はどこか儚げで神秘的でもあります。この清水巴川灯ろうまつりは、巴川が流れる静岡市の清水区エリアで開催されています。電車で訪れる人は、JR東海道本線もしくは静鉄清水線の「入江岡駅」で下車し、そこから徒歩で入江1丁目交差点を目指すと良いでしょう。川沿いには灯ろう祭りの看板が幾つもあり、また当日はかなりの人出があるので迷ってしまう心配はほぼありません。わたしのように車で会場を訪れるというケースでは、「入江岡駅」もしくは1つ先にある「清水駅」の周辺で駐車場を見つけると良いでしょう。

清水巴川灯ろうまつりの際立ったイベントはもちろん「灯ろう流し」です。長い歴史を持つこのイベントも、河川の汚染がひどくなった時期に一度は取りやめとなっていました。とはいえ、この例祭を愛する地元住民のたゆみない努力によっておよそ10年後に復活した、という背景があります。そうした点を思いに留めて参加すると、また違った意義を感じることができるでしょう。7月9日の夜には美しい打ち上げ花火もあります。今は亡き大切な家族やご先祖様に思いを馳せながら花火を見上げると、なんとも言えない感慨や情緒を感じるものです。巴川の周辺には露店もあるので、「花火を見る前に腹ごしらえをしたい」という人にはおすすめです。

■400年を超える歴史がある「垂木の祇園祭」
掛川市で毎年7月に行われている夏祭りと言えば「垂木の祇園祭」が有名です。主な会場となるのは雨櫻神社と六所神社という2つの神社および周辺エリアです。この祭礼は、掛川村を悩ませていた大獅子を7人の勇猛な騎士たちが打倒した、という故事が起源となっており、400年以上の歴史を持っています。お祭りの会場を訪れるには、電車なら天竜浜名湖線の「細谷駅」から徒歩20分程度です。自動車で来る場合には、国道1号線から県道373号線の桜木方面へ曲がっておよそ10分ほどで到着します。六所神社の周辺はのどかな景色が広がっており、駐車場所は比較的見つけやすいというメリットがあります。わたしが車で行った時には地元の方が丁寧に案内してくださったので、大変助かりました。

垂木の祇園祭で最も盛り上がるイベントは最終日に行なわれる「流鏑馬神事」でしょう。白装束で身を包んだ男性たちに先導されて勇壮な衣装で飾った射手たちが登場し、神社の境内で見事な弓の腕前を披露してくれます。「垂木の馬飛び」とも呼ばれるこのイベントは、あまり弓道について詳しくない人でも十分に楽しむことができるので、一見の価値ありです。


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