栃木県にある那須温泉郷を堪能

栃木県にある那須温泉郷を堪能

那須温泉郷は、約1380年前の630年、舒明2年からすでに発見され、江戸時代には多くの観光客でにぎわっていたともいわれています。時代により那須七湯といわれたり、那須十二湯とも言われたことがありましたが、現在では那須十一湯ともいわれ、その一帯には数々の名泉が存在しています。大規模な火災や第二次世界大戦時の空襲などの危険にさらされながらも有名観光地として多くの観光客で連日賑わいを見せています。旅館、ペンション、寮、保養所などの施設もかなり多く、好きなタイプの宿泊施設を選べるのもうれしいポイントになっています。

観光地にもなっている「鹿の湯」

九尾の狐伝説で知られる殺生石のそばにあるのが「鹿の湯」です。第34代舒明天皇が、湯に浸かって矢傷を癒している白鹿をここで見つけたことからこの名前になっているのですが、その湯治効果はとくに有名で、皮膚病、婦人病、胃腸病などにとくに効果があるといわれています。実際に入ってみると浴槽の温度が高いのですが、時間湯という独特な入浴法で入浴することで湯あたりを防ぎながらも効能を十分に得られるようになっています。ちなみにこの「鹿の湯」では41、42、43、44、46、48度といった温度に浴槽が別れていますので、熱いお湯が苦手な方や逆に熱いお湯のほうが良い方など、それぞれの好みに合わせられるというのは嬉しいポイントだといえるでしょう。「鹿の湯」では、湯あたりをしないように全身浴で2~3分ほど浸かってから上がって、少し休むを繰り返す時間湯、または短熱浴という入浴方法が勧められています。
栃木「鹿の湯」

ユニークなお風呂が好きなら北温泉へ

余笹川の源流近くの奥深くにあるのが北温泉です。江戸時代の元禄9年に発見され、明治、昭和にわたって大規模な増築工事などが行われました。情緒ある町並みに加え、10×15mの大きな「泳ぎ湯」といわれるユニークなお風呂や、「天狗の湯」といわれる、山伏の修験場を改造したお風呂などもあり、他では体験できないようなお風呂があるのが魅力になっています。アクセスは公共駐車場に車を置いて400mほど歩いた場所になっているので比較的行きやすく、あまり歩きたくないという方などにもオススメできるスポットになっています。
栃木「北温泉」

那須郷随一のすばらしい眺望を楽しめる八幡温泉
北西約3kmの八幡崎にあるスポットになりますが、ここの標高は約1,100mで広く那須野が原を展望できるロケーションが最大の魅力になっています。ちなみにここでは那須興一宗隆が遠矢の稽古をしたという伝説が残っており、その放牧場にいた鹿たちが有毒な成分を持つツツジだけを避けて食べたことから、今では約10万本のツツジが自生する一大群生地になっています。とくに5月から6月にかけてはツツジの花が満開になり、ここでしか見ることができない絶景を楽しめるようになっています。肝心の泉質も疲労回復、神経性疾患や痔疾に有効な単純泉になっており、湯治としても利用できるスポットだといえるでしょう。

秘境に佇む三門小屋温泉

那須ロープウェイ山頂駅から少なくとも2時間歩かなければいけないのがこのスポットになります。康治元年(1142)、奥州信夫郡信夫村の生島某により発見されたといわれていますが、その後天災で道が遮断されてしまったりと、まさに秘境というのに相応しいエピソードを持っています。場所が場所だけに宿も少なく、しかも4月から11月にかけてしか営業していないなどの難しさはあるものの、秘湯を求める湯治客などに根強い人気を誇っているエリアです。ほかの観光地では体験できないような、大自然を感じながらの入浴は一回行ったらやみつきになるほどの衝撃を感じることでしょう。ここでの泉質はアルカリ性単純泉になっているので、ほかの源泉で感じたような硫黄の臭いなどがないのも特徴的だといえます。ちなみに関節リュウマチや消化器系の疾患などに効果があるといわれていますので、湯治目的としても最適だといえるでしょう。

一番縁起の良いスポットは?

これら数あるオススメスポットのなかでもとくに縁起が良いといわれているのが弁天温泉になります。ここは小林佐秀氏が、明治17年(1884)に再発見した場所だといわれていますが、伝説によると夢枕に現れた弁財天のによってこの場所を見つけることができたと言われています。実際に行ってみると弁財天を祀る祠の奥から温泉が出ていて、運をつけたい方にはピッタリのロケーションだと言えるかもしれません。ちなみにここの泉質は単純泉で、「仕上げの湯」ともいわれ、湯ただれを治す効果があるといわれています。つまり最後の仕上げにぴったりということですが、腸病、脳神経病、リウマチ、疲労回復などにも有効になっています。休暇村那須などにも近いので、泊りがけによってみたり旅の帰り道によってみたりという入浴方法も良いかもしれません。旅館、ペンション、寮、保養所などの施設もかなり多く、好きなタイプの宿泊施設を選べるのもうれしいポイントになっています。


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