「坊ちゃん湯」だけではない愛媛県の温泉

愛媛県の温泉は、「坊ちゃん湯」が有名です。道後温泉本館(共同浴場)は外観を観るだけで満足、「神の湯」に浸かれば二度満足、大広間(二階)でくつろげば三度満足ですね。ですが、2019年1月15日から保存修理工事に着手します。工事完了予定は改築130周年の2024年です。5年も待てませんよね。ご安心ください。愛媛県には満足度120%の温泉がたくさんあります。

■別館で本館気分を味わう

松山市は本館改修工事を見越して、2017年12月26日に道後温泉別館「飛鳥乃湯」(松山市道後湯之元)を開業しました。泉質はアルカリ性単純泉で、なめらかな肌触りです。別館には本館にない露天風呂があります。昔の浴衣「湯帳(ユカタビラ)」を着た入浴体験もできます。もちろん、大広間(休憩室)では本館同様のお茶とお菓子のおもてなしがあります。利用料金(90分)は1階浴室(入浴のみ)が600円、2階大広間(1階浴室入浴と2階大広間休憩)が1250円です。入浴料の一部は本館保存修理に充てられます。外観は飛鳥時代の道後をイメージした建築で、館内は地元愛媛の伝統工芸が散りばめられています。本館とは一味違う魅力を持つ外湯です。
飛鳥乃湯

■安藤建築の超豪華な隠れ家

道後温泉から約30分。もう一つ観るだけで満足できるラグジュアリーホテルがあります。「瀬戸内リトリート青凪」(松山市柳谷町)です。リトリートとは隠れ家の意。その名にふさわしい瀬戸内を代表する安藤建築(安藤忠雄)の傑作です。全7室が半露天風呂付きスイートルームで、広さは103㎡もあります。お風呂も広々、ゆ(湯)ったりくつろげます。泉質は低張性弱アルカリ性泉、効能は冷え性や疲労回復などです。温泉ジャグジー、サウナ、スパ、プール、ダイニングが限定7組のゲストをもてなします。ギャラリーは元美術館の名残です。夕食は瀬戸内の情景をテーマにした創作和懐石を味わえます。建築もアート、温泉もアート、料理もアートですよ。ミシュランガイドが絶賛する最高級ホテルのお値段は1室(朝夕食付き)19万2240円~22万8960円です。1泊10万円前後ですから、プチ贅沢の域を超えていますが、自分へのご褒美にいかがですか。
瀬戸内リトリート青凪

■駅近の非日常的な和風旅館

道後温泉駅(伊予鉄道)から徒歩5分の場所に、1日8組限定のお宿「うめ乃や」(松山市上市)があります。外観は高級和風旅館という佇まいです。仲居さんが温かく迎える館内はミントの香りがかすかに漂う非日常的な雰囲気です。お風呂は外湯の庭園湯「社の湯」と内湯の檜風呂「花藻の湯」が自慢です。泉質は低張性弱アルカリ性泉で、効能は関節痛や神経痛などです。夕食は庭園前の大広間でいただきます。旬を味わう和会席(計12品)で、おしながきは月1度、食材は日々変わります。連泊でも飽きません。料金(1泊2食付き)はお部屋のグレードで変わります。例えば、「鶯の間」(8畳お風呂付)は2万8600円~2万9700円(2名利用)です。1日8組限定ですから他のお客さんの気配を感じません。静かな温泉の旅がテーマなら、このお宿で決まりです。
うめ乃や

■道後温泉で英国気分に浸る

「ホテルがいいな」という人には、道後温泉本館から徒歩3分、「道後山の手ホテル」(松山市道後鷺谷町)をおすすめします。建物は英国の古城という感じです。客室は全室ヨーロピアンスタイルで、ツインルームも33㎡とゆったりしています。お風呂は大浴場と露天風呂があり、泉質は弱アルカリ単純泉、乳液のようなまろやかな肌触りです。女性用の半露天風呂はバラの花びらが浮かぶ女性にうれしいバラ風呂です。夕食はシェフ特製の創作フレンチを味わえます。それで「英国スティプラン」(1泊2食付き)のお値段は1万4500円~1万5500円(2名利用)とリーズナブルです。
道後山の手ホテル

■お泊りできる充実の日帰り温泉

日帰り温泉なら、JR今治駅前のしまなみ温泉「喜助の湯」(今治市中日吉町)ですね。この施設はアメニティが充実しています。地下1000mから汲み上げる温泉はナトリウム塩化物泉で、保温効果と美肌効果があります。天然温泉に炭酸ガスを溶け込ませた「高濃度炭酸風呂」が自慢です。ドイツで美容と療養効果が認められています。女湯限定の「翡翠風呂」はヒーリング効果の高い翡翠(ひすい)と保湿効果の高い高度軟水をフュージョンした心と肌を癒すお風呂です。湯上りはスイーツ専門店「島CAFE」で一休みしましょう。インスタ映えするスイーツがいただけます。もちろん、レストランもあります。「ステーキ食べ放題プラン」(90分)は男性2800円、女性2200円です。ゲストホールではグランドピアノの生演奏やジャズセッションが耳を癒します。日帰りですが、お泊りもありです。一般料金(午前9時~午後12時)は650円ですが、深夜追加料金1400円をプラスすると、翌朝9時までナイトステイできます。私は1万冊のコミックに囲まれた本棚ベッドで読み放題ですね。愛媛県の旧名は伊予(いよ)です。温泉も「い~よ」。
喜助の湯

※本文中の宿泊プランについては執筆時のものになりますのでご注意ください。

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