雲仙の後光が「ハロー」と招く長崎県の温泉

雲仙の後光が「ハロー」と招く長崎県の温泉

「ハロー効果」とはある一面の評価に後光を感じ、全体の評価に影響をもたらす心理的効果を指します。長崎と言えば、「九州の軽井沢」と言われる雲仙温泉ですよね。昔、「温泉」と書いて、「うんぜん」と読まれたので、温泉の代名詞です。その後光が強すぎて他の温泉が見えにくいかもしれません。ですが、評価的には雲仙と他の温泉に差がない「ハロー&ハロー」です。

■蒸し卵のようなツルツル美肌の湯

JR長崎駅から特急バスで約100分。そこは明治時代に開かれた避暑地です。温泉地獄の名物は蒸し卵です。お糸地獄の前(5個400円)で売ってます。雲仙温泉の泉質は酸性硫化水素泉(含硫化水素酸性みょうばん泉)で、湿疹やしもやけなど皮膚病に効能を持ちます。公衆浴場や足湯もありますが、日帰りはもったいないですね。温泉旅館は13軒あります。おすすめは、「東園(あずまえん)」(雲仙市小浜町)です。湖畔に建つお宿で、湯舟と湖面が一体となる大浴場が自慢です。美肌成分のメタケイ酸を多く含み、お風呂に4回入ると、お肌がツルツルになりますよ。「口福」と呼ぶほどお料理にもこだわっています。有明海で獲れた新鮮な魚介類、雲仙で育まれたお肉、島原で収穫した旬の野菜を懐石料理でいただけます。スタンダードプラン(1泊2食付き)は2万2680円~2万9160円(2名利用)です。

■雲仙の小さなプライベートな湯

雲仙には、島原半島の西側に「小浜温泉」(雲仙市小浜町)があります。海が見えるキレイな温泉です。泉質はナトリウム塩化物泉で、105度もある日本一熱い温泉です。「小浜町歴史資料館」は温泉を管理した代官邸跡に当時の温泉街風情を再現した施設で、露天風呂「さむらい小屋」や足湯が楽しめます。温泉旅館は20軒ありますが、おすすめはプライベートスパ「オレンジベイ」(雲仙市小浜町)です。全7室の小さなホテルですが、客室にはオーシャンビューの露天風呂があります。夕日を眺めながら、素敵な時間を湯ったり過ごせますよ。隣には本格ジェラートのお店もあります。温泉蒸し料理が付いたスタンダードプラン(1泊2食付き)は1万6300円~1万7300円(2名利用)です。

■ハウステンボス日帰りの湯

長崎を旅するなら、「ハウステンボス」に立ち寄りたいですね。東京ドーム33個の敷地に、「光の王国」「花の王国」「ゲームの王国」など5つのテーマパークがあり、楽しさ120%です。実は、入国ゲートから徒歩20分の場所に直営の日帰り温泉「やすらぎの館」(佐世保市ハウステンボス町)があります。地下1031mから沸き出すナトリウム・カルシウム塩化物泉で、保湿に優れています。入浴料金は900円。お腹が空いたら、ビュッフェレストランがあります。味惑のお値段は1780円(ランチ)です。ハウステンボスの楽しい疲れを癒します。

■女性限定オンリーワンの湯

島原半島東岸に「島原温泉」(島原市)があります。町中に湧水群があり、清らかな水路に錦鯉が泳ぎます。「島原の乱」の舞台とは思えません。泉質は炭酸水素塩泉で、効能は冷え性などです。どの温泉旅館にも有明海と島原九十九島を一望できる展望露天風呂が設えてあります。おすすめは「ホテル南風荘」(島原市弁天町)です。ミルクのように真っ白で、きめ細やかな泡のお風呂「シルキーバス」はオンリーワンですよ。ミクロの泡が毛穴の奥の微細な汚れを洗い落とし、お湯に溶け込む酸素がお肌に潤いを与えます。海と星が見える「天空ひとり露天」も一湯の価値アリですよ。夕食は食材と調理方法が選べるオーダーメイド会席をチョイス。和牛、イセエビ、アワビから2つを選び、しゃぶしゃぶやお造りなどお好みの調理で味わえます。午後8時にはロビーに集合。ピンポン大会や射的ゲーム、太鼓の達人などゲームが楽しめますよ。3大グルメ会席プラン(1泊2食付き)は1万9800円~2万9800円(2名利用)です。貸切露天「海音(かのん)」(50分5400円)や日帰りプラン(1000円)もあります。

■長崎のわからん料理とわかる温泉

日帰りなら、「原城温泉」(南島原市南有馬町)の「真砂」が500円で開放しています。原城跡に建つお宿で、地下400mから沸き出す温泉はナトリウム炭酸水素塩泉です。もちろん、「美人の湯」でお肌がスベスベになりますよ。休憩室「うちのみ」もオーシャンビューです。軽食コーナーもあります。本館のレストランでは「松花堂御前」(1500円)や「原城御前」(1000円)などがいただけます。長崎と言えば「卓袱(しっぽく)料理」。和食と洋食、中華料理をコラボした郷土料理ですね。国際都市「長崎」ならではのお料理です。別名、「和華蘭(わからん)料理」とも呼ばれています。食べる前にお店の人から、「尾鰭(おひれ)をどうぞ」と勧められます。「尾鰭」とは鯛の具が入ったお吸い物です。「お客様に鯛一匹を使いましたよ」というおもてなしの心が込められています。確かに、最後のお汁粉は「わからん(和華蘭)」かも。長崎の温泉も卓袱的ですが、その良さを「わからん」はずがありません。

長崎の温泉施設

※本文中の宿泊プランについては執筆時のものになりますのでご注意ください。







イベント・レジャー・旅行カテゴリの最新記事