今も昔も南国ムード全開な宮崎県の温泉

今も昔も南国ムード全開な宮崎県の温泉

ハネムーンはどこがいい(よかった)ですか。今はハワイ、バリ島、モルディブが人気ですね。昔は宮崎が人気でした。その名残がJR宮崎駅の発車メロディー「フェニックスハネムーン」です。昭和40年代に約4割の新婚カップルがこの地を訪れました。今は青い海やヤシの木(フェニックス)に憧れを抱く人より、温泉に憧れを抱く人が少なくありません。宮崎県の温泉は南国ムード全開ですよ。

■繁華街に近いリゾートな湯

宮崎市の中心に大淀川が流れています。川端康成は大淀河畔の景色を気に入り、小説「たまゆら」の舞台にしました。「たまゆら」とは「玉響」と書き、勾玉(まがたま)が触れ合う時のかすかな響きを指し、「しばしの時間」を意味します。たまゆら温泉(宮崎市吾妻町)はそんな時間を過ごすための一軒宿です。泉質は弱アルカリ性ナトリウム塩化物温泉(含ヨウ素)、ピュアな「美人の湯」ですね。その一軒宿が「宮崎観光ホテル」。繁華街に近い温泉ホテルとは驚きです。東館(13階)と西館(10階)があり、客室数は340室を誇ります。天然温泉と露天風呂は南国宮崎の癒しを味わえます。東館スーペリアダブル(朝食付き)の料金は8500円(1名利用)です。お食事は6つのレストランを選び放題。おすすめはグランピングで有名な「ぶどうの樹」(福岡県)とタイアップした地産地消レストランですね。宮崎の豊かな食を朝は40種、夕は80種のお料理で体感できます。夕食の料金は3500円です。

■プロが選んだ青島「蔵元」の湯

昔々、青島(宮崎市青島)は新婚旅行のメッカでした。青島は周囲1.5kmの小島です。島に渡ると、朱色がキレイな青島神社が現れます。実は、青島全体が神社の境内なのです。祭神は縁結びの神様ですから、結婚式も大丈夫。そのまま宮崎で新婚旅行はいかがでしょうか。青島温泉には蔵元直営の宿「酒泉の社綾陽亭」があります。「プロが選ぶ旅館・ホテル100選」に入選したお宿です。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で、クレンジング効果のある「美肌の湯」です。全室に檜風呂を備えていますが、大浴場もいいですし、酒風呂や薬湯風呂も楽しいですよ。夕食は宮崎の食材を匠の技で、美味しく、美しく一品ずつ味わえます。スタンダードプラン(1泊2食付き)のお値段は2万9160円~です。おまけに、一品料理「みやざき地頭鶏」と地ビール「雲海麦酒醸造所500ml瓶」が付きますよ。

■10組限定プライベート最優先の湯

北郷温泉は日南市にある温泉です。約30年前に開湯した新しい温泉で、泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉です。ヌルヌルするお湯で、古い角質を洗い落とします。「音色香の季合歓のはな」(日南市北郷町)は、別荘のようなプライベート最優先のお宿です。レセプション棟(フロント、ライブラリースペースなど)とレストラン棟を軸に、10棟の「離れ」(客室)が配置されています。スイートルームにはプレミアムやメゾネットなどがありますが、ジュニアで十分です。「離れ」では、内風呂と露天風呂から北郷の湯が沸き出ています。もちろん、「美人の湯」ですよ。お部屋はとても個性的でオシャレです。くつろいでいると、「ここ住みたいな」と思います。食にもこだわっています。時間を感じさせないためでしょうか、時間指定はありません。好きな時間に行けば、配膳してくれます。夕食は宮崎の恵みをダイレクトに味わう地産地消の創作会席です。とにかく、ゆっくりできますよ。スタンダードプラン(1泊2食付き)は3万556円~3万7038円(2名利用)です。

■高千穂にもある金泉の湯

高千穂は日本神話に登場する地名です。神々が降りる地で、天岩戸神社も実在します。そんな神々しい地に「極楽温泉」(西諸県郡高原町)の一軒宿があります。「匠の湯」は巨岩をくり抜いた一彫刻風呂に、鉄さびのような茶褐色の湯が沸き出しています。泉質は炭酸鉄泉で、お肌を引き締め、弾力を与えます。浸かり心地は、有馬温泉(兵庫県)の「金泉」と似ています。「匠の宿」は大きな水車が目印です。外観はひなびた風情のお宿です。ですが、全10室しかないので、お部屋、お料理、おもてなし、そのすべてが行き届いています。夕食は8コースから選べますが、おすすめは九州各地から取り寄せた山河料理(11品)です。スタンダードプラン(1泊2食付き)は2万2400円(2名利用)です。

■訪ねたい日帰り温泉とチキン南蛮

日帰り温泉なら、「天岩戸温泉」(高千穂町)ですね。天岩戸を望む高台にありながら、何と入浴料金は350円です。内湯ですが、天井の高い窓全面に緑が広がり、開放感があります。お風呂上りにくつろげる休憩室もありますし、食事処「平岩戸温泉茶屋」もあります。できれば、ぜひ延岡にも立ち寄りたいですね。温泉とB級グルメに出会うためです。名峰・大崩山の麓にある祝子川温泉に立ち寄った後、「直ちゃん」の元祖チキン南蛮を味わいたいですね。宮崎には温泉もチキン南蛮もたくさんあります。せっかくですから、浸かりたいですし、食べたいですよね。宮崎に行くなら、温泉巡りと食巡りを楽しみましょう。
宮崎の温泉施設

※本文中の宿泊プランについては執筆時のものになりますのでご注意ください。







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