龍馬とおりょうが浸かった鹿児島県の温泉

龍馬とおりょうが浸かった鹿児島県の温泉

慶応2年1月23日、寺田屋事件が起きます。手傷を負った坂本龍馬は西郷吉之助や小松帯刀の勧めで、妻・おりょうと霧島の硫黄谷温泉を訪ねます。もちろん、湯治のためですが、これが「新婚旅行の夜明けぜよ」。西郷どんも温泉好きで、釣りをした後、「美人の湯」で知られる日当山温泉(霧島市隼人町)に浸かりました。鹿児島県の温泉はほんのこて(本当に)よかと。

■市街地で錦江湾を眺める湯

鹿児島市内にも温泉が沸き出しています。市内に源泉が約270カ所もあり、市街地全体が温泉郷です。泉質は単純泉とナトリウム塩化物泉、炭酸水素塩泉で、オール「美人の湯」です。公衆浴場でも天然温泉を満喫できます。景色を満喫するなら、「城山ホテル鹿児島」の展望風呂ですね。約110mの高台から、桜島と錦江湾が一望できます。ヌルヌル感のあるお湯は古い皮脂を溶かし、お肌の汚れを洗い落とします。湯上りのお肌はツルツルですよ。泉質は炭酸水素塩泉です。客室には女性に優しいレディースルームがあります。女性限定「ハッピープラン」(朝食付き)は3万2400円~3万6720円(1室利用)です。朝食は約80種類の和洋バイキングをゆっくり味わえます。特典は館内の「ベーカリー城山」や「パティスリー城山」などメイドショップ買物券1000円分と夕食レストラン1000円利用券です。気分は篤姫ですね。

■お湯の代わりに砂に浸かる湯

指宿温泉(指宿市湯の浜)は市内に泉源を約1000カ所持つ南九州の温泉郷です。海岸で砂の中に身を埋める「天然砂蒸し温泉」で有名ですよね。泉質はメタケイ酸を多く含む塩化物泉で、「美人の湯」でも知られます。自炊ができる宿もあり、長期滞在の湯治にも利用されています。錦江湾を見下ろす高台に建つのが「指宿ベイヒルズHOTEL&SPA」です。大パノラマの大浴場、森の香りがする貸切露天風呂、個室タイプの岩盤浴、デトックス効果の高いセラミック・スパ、そしてホテルで砂蒸し風呂を楽しめます。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉です。客室の窓は自然の風景を一枚の絵に切り取るピクチャーウインドウです。夕景色から朝景色まで時の移ろいを感じ取れます。1日限定5組の「レディースプラン」(1泊2食付き)は鉄板焼き「西郷コース」が付いて、2万1800円(2名利用)です。

■「一館四湯」のお得なホテルの湯

霧島温泉(霧島市牧園町)は天孫降臨神話の息づくロマン香る温泉郷です。霧島山の懐に硫黄谷、湯之谷、丸尾、林田など9つの温泉が抱かれています。泉質は主に硫黄泉で、メラニンを洗い流し、お肌の美白を促します。「霧島ホテル」の泉質も白濁の硫黄泉です。ツルツルのお肌が長続きしますよ。14の泉源から引くお湯は硫黄泉、明礬(みょうばん)泉、鉄泉、塩類泉です。1つの施設で4つの温泉を楽しむ「一館四湯」のホテルと言えます。女性限定の硫黄泉「美白の湯」と塩類泉「子宝の湯」は2013年7月のリフレッシュオープン時に新設したお風呂です。このホテルはおひとりさまを歓迎してくれます。「Bプラン」(1泊2食付き)は、夕食が和食会席膳、朝食が和洋バイキングを味わえて、9723円~1万1575円(1名利用)です。

■活火山の桜島が沸かす湯

温泉が多いのは当たり前ですね。桜島は鹿児島湾に囲まれた活火山です。地下に貯まった雨水と海水をマグマの熱が温めます。天然の浴槽に天然の火がお湯を沸かしているような感じです。古里温泉(鹿児島市古里町)は林芙美子の「放浪記」に母の故郷として登場します。泉質はナトリウム塩化物泉で、お肌に潤いを与え、しっとりお肌に整えます。4軒の温泉旅館やホテルが点在し、その中の一つが「さくらじまホテル」(鹿児島市古里町)です。大隅半島側にあり、海に近い露天風呂が楽しめますよ。お湯は茶褐色の濁り湯で、天然のミネラルが身体を芯から温めます。夕食はスタンダードな会席プランのほかに、気取らない和食や豚しゃぶの御膳プランもあります。客室は15室、全室オーシャンビューですから、景色も味わいの一つですね。「ヘルシー御前プラン」(1泊2食付き)は9600円~1万600円(2名利用)です。

■自炊から会席まで多種多様な湯

天降川沿いに佇む「妙見温泉」(霧島市隼人町)は元々が湯治場で、今でも自炊のお宿があります。泉質は炭酸水素塩泉で、お肌がなめらかになる「美肌の湯」です。温泉街と呼べるほどではありませんが、安さがウリの「田島本館」(日帰り250円)からハイクラスがウリの「妙見石原荘」(1泊2万4948円~3万9204円)まで多種多様な温泉旅館が揃っています。大河ドラマ「西郷どん」のロケ地を巡るのも鹿児島県を旅する一つの楽しみ方ですね。生まれ故郷の鹿児島市加治屋町には「西郷どん大河ドラマ館」があります。県の目標は来場者数50万人、経済効果307憶円です。1人当たり614円、ほぼ入館料(600円)ですね。開催期間は2019年1月14日までとなります。いそったもんせ(お急ぎください)。
鹿児島の温泉施設

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