「肉女」を「祭女」に変える滋賀県の夏祭り

滋賀県と言えば、琵琶湖ですね。湖東エリアの湖岸沿いにはオシャレなカフェや人気のスイーツ、ブーランジェリー(パン屋)など気になるお店がいっぱい。でも、お肉料理をこよなく愛する「肉女」の私にとって、滋賀県と言えば近江牛なのです。もちろん、お目当ては近江牛の専門店でしたが、そんな私でさえ「彦根大花火大会」に魅せられました。それ以来、私は「祭女」です。

■ディナーの後は花火のデザート
近江牛ディナーの後に、花火のデザートはいかがでしょうか。湖畔の松原水泳場(彦根市松原町)を舞台に約6000発の花火が夜空に舞う「彦根大花火大会」を味わえます。毎年8月初旬(午後7時45分~8時30分)にスターマインやミュージック花火など大小色とりどりの花火が湖面に美しい絵を描きます。特に、ラスト15分はスターマインの盛り合わせをご鑑賞ください。当日の人出は約13万人と少々多めです。トイレは既設1カ所、仮設18基で、「どんだけ~」という感じで待たされます。この花火大会には有料観覧席も駐車場もありません。「かんぽの宿彦根」(彦根市松原町)が絶好のロケーションにあるので、お二人さまなら「女子旅プラン」(1泊2食1万3800円~)がおすすめです。

■特設席とクルーズで人波を除(よ)ける
毎年35万人以上の人出で賑わう県下最大の花火大会が「びわ湖大花火大会」(大津市浜大津)です。毎年8月初旬(午後7時30分~8時30分)に、約1万発の花火が湖面に大輪の花を咲かせます。特に、水上で半分、水中で半分花開く「水中スターマイン」には感動としか言いようがありません。有料観覧席は普通席(前売3900円、当日4400円)など約1万6000席が用意されています。ですが、前売り(楽天チケットセンター)はすぐに完売、トイレも不安です。ブルーな気分で花火を見たくない人には、「びわ湖大津館」(大津市柳が崎)がおすすめです。当日、芝生広場に特設観覧席2200席(全席指定)を設置します。料金は前売3800円(7月1日から販売)、当日4300円です。お食事付きプラン(1万円~1万8000円)もあります。もう一つ、湖上から花火を観賞するナイトクルーズ(琵琶湖汽船ミシガン)もおすすめです。料金は食事付き2万円(乗船料+ブッフェ料理)とお高めですが、その価値はあります。毎年5月8日午前9時から電話予約を受付けています。すぐに完売するので、予約は急いだ方が良いですね。

■踊らにゃ損する長浜と彦根
滋賀県人は踊り好きです。総おどりが長浜と彦根で開催されます。総おどりとは「踊りのお祭り」で、観客も踊る全員参加型の夏祭りです。あの踊らにゃ損損ですね。長浜の夏を彩る「長浜なつまつり」は、2016年に伝統の「長浜総おどり」と商店街の「ゆかたマルシェ」がコラボした新しい夏祭りです。毎年8月第一週土曜日(午後4時~8時30分)は長浜中心市街が涼しげな浴衣姿の人で賑わいます。もちろん、イベントやフードパーク、キッズパークなど催しも豊富です。彦根も負けていません。毎年8月第1週土曜日の午後7時30分から新作民謡「彦根ばやし」に合わせて、総おどりが始まります。主催者の公式発表によると、約1500人が銀座商店街、中央商店街、登り町グリーン商店街、リバーサイド橋本通りを踊り歩きます。もちろん、ひこにゃんも踊りますよ。ひこにゃんが8月に特別参加する行事は、「彦根ばやし総おどり大会」と「ひこね万灯流し」だけです。ひこにゃんフリークの方はぜひどうぞ。夢京橋キャッスルロードでは、豪華な景品が当たる抽選会(浴衣姿か甚平姿の先着3000名)などで盛り上がれます。

■古式ゆかしい大津と古い家並みの長浜
建部大社(大津市)の「船幸祭」は古式ゆかしい夏祭りです。毎年8月中旬に執り行われます。祭神の日本武尊(やまとたけるのみこと)が船団を従え、海路を辿られた故事に基づく船渡御です。瀬田川を海路に準え、大神輿(重さ1.5トン)を乗せた御座船を先頭に、神楽船、稚児船など20隻の船団が約4km下流の御旅所(黒津浜)に向かいます。午後7時に帰路(瀬田浜)に就き、「瀬田の唐橋」に差し掛かる頃、1000発の花火が打ちあがります。打上げ時刻は午後8時~9時30分です。人出は約4万人ですが、トイレは唐橋東詰に常設1カ所しかありません。半径1km圏内のレストランやファミレスに駆け込みましょう。毎年8月22日~25日は「木之本地蔵大縁日」(長浜市)が開催されます。木之本は宿場町なので、古い家並みが残っています。サラダパンで有名な「つるやパン本店」も軒を連ねています。マヨネーズとマーガリン、たくあんの三重奏が絶妙です。縁日の前にぶらり散策もありかもしれませんね。夜のとばりが下りる頃には、北国街道と地蔵坂が夜店で埋め尽くされます。25日(午後8時~)の最終日には1800発の花火が打ちあがります。それが夏の終わりと秋の始まりを告げる合図です。



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